ロボットアニメの金字塔 機動戦士ガンダム まとめて見てみた。

老いも若きも陽キャも陰キャもみんな知ってる機動戦士ガンダム。


「アムロいきまぁ↑す。」


「連邦のモビルスーツは化け物かwww」



こんな名言が飛び出すことでも有名ですね。

なんとなくの話の流れとか、キャラクターは知ってるけどちゃんと見たことはない。

そんな人も多い事でしょう。

今回はそんなライトなあなたのために、ライトな僕がまとめてみました。


目次

1.あらすじ

2.登場人物

3.物語の考察
4.まとめ


1.あらすじ

宇宙世紀0079。

人類が増えすぎた人口を宇宙に移住させてから半世紀が過ぎた頃。


統一国家である地球連邦政府と、そこからの独立を宣言したジオン公国は戦火の中にあった。


一年戦争と呼ばれるこの独立戦争のさなか、宇宙の辺境スペースコロニー・サイド7では

ガンダム開発をはじめとする地球連邦軍の極秘プロジェクト「V作戦」が進行中であった。


これを察知したジオン軍のシャア・アズナブルの小隊はサイド7へ侵入。

宇宙戦艦ホワイトベースへ移送中だった連邦の新兵器を、民間人もろとも爆撃する。


そんな混乱の中、偶然居合わせた主人公アムロ・レイは移送中のガンダムに乗り込み

見事ジオン軍を撃退することに成功するが…



ジオン軍の爆撃により故郷であるサイド7を追われた少年少女たちが戦艦ホワイトベースを駆り、

理不尽な運命に翻弄されながらも、たくましく成長していく姿を描いていく。


また、激しい戦乱の中で一部の人種にだけ覚醒する「ニュータイプ」。

予知能力やテレパシーなどの特殊な能力を指すが、これをめぐる登場人物たちの葛藤が

ガンダムの重要なテーマの一つである。



つまり、


・物語は地球連邦軍(善玉)とジオン軍(悪玉)の戦争が舞台

・連邦軍のホワイトベースに偶然乗り込んじゃったU20たちが

     各地をたらい回しにされながら無双していく

・連邦VSジオンていうより、ホワイトベースVSシャア

・ニュータイプとかいうファンタジー

・アムロまじ最強



というストーリーですね。


2.登場人物

・連邦軍

【アムロ・レイ】
【セイラ・マス】
【ブライト・ノア】
【フラウ・ボウ】
【ミライ・ヤシマ】
【カイ・シデン】
【ハヤト・コバヤシ】


【アムロ・レイ】

あまりにも有名すぎる本作の主人公。

機械いじりが好きなうじうじ系の煮え切らないイライラさせてくれる主人公だが、

まだ16歳だし許してあげたい。


母親には捨てられるし、おやじには愛されないし、無理やり戦場に駆り出されるし、

ほんとかわいそう。許してあげたい。

戦いの中でニュータイプを覚醒させ、最後は敵なしになる。


【セイラ・マス】

金髪の美女で医者の卵。本名アルテイシア・ズム・ダイクン。

成り行きでホワイトベースに乗り込むが、実はジオン公国の創始者の娘。

つまりシャアの妹。


なんかエロぉい。


正規ヒロインらしい。

終盤軽くニュータイプに目覚めてすっごい強くなる。


【ブライト・ノア】

士官候補生の19歳だったが、ホワイトベースの初代艦長がサイド7の襲撃により虫の息だったので代わりに指揮を執る。

初代死後は正式に指揮官に任命される。


うじうじのアムロに相当イライラしていたが、

「もぉおう!」と殴りつけた事であの名言


「おやじにもぶたれた事ないのにぃい!」


を引き出した功績は大きい。おとなになって見たときに一番感情移入してしまうキャラ。

上司と部下の板挟みなんだよねぇ。


【フラウ・ボウ】

アムロの隣の家に住む少女。

最初はだれもがヒロインだと思うはず。

ホワイトベース内で子守とか雑務をこなす家政婦みたいなポジだったが、

セイラさんが出撃するようになると、オペレーターとしても活躍する。ヒロインではない。


作中での家庭的で献身的なふるまいに癒されるが

ヒロインではないのである。


【ミライ・ヤシマ】

ふっくらしておっとりした女性で、ホワイトベースの操舵を担当する。

個人的に最も抱きたいガンダムキャラ。


名家の令嬢という裏設定もありながら、なおかつ作中最も多くの色恋が描かれた点も

そそられるポイントである。

抱きしめると柔らかそうだし、絶対エロい。積極的な感じがする。


でもたぶん一般的には男からの人気は低い。ブスだし。


【カイ・シデン】

初登場直後にセイラさんからビンタされるという衝撃的なデビューを飾る。


セイラ「なんじゃくものぉう!」ばちんっ

カイ「な、なにすんのさぁ…」びんびん…


このやりとりは名シーンの一つ。

見てる感じ、わりとなんでも器用にこなすが突出したものはない器用貧乏みたいな人。

中盤から終盤にかけてはかなりの戦果を挙げている模様。

ニヒルな性格で、個人的には一番好きなキャラクター。


【ハヤト・コバヤシ】

あんまりこれといった個性はない。まぁガンタンク乗っとけ。



・ジオン軍

【シャア・アズナブル】
【ラ・ラァ】
【デギン・ソド・ザビ】
【ギレン・ザビ】
【キシリア・ザビ】
【ドズル・ザビ】
【ガルマ・ザビ】
【ランバ・ラル】


【シャア・アズナブル】

こちらもアムロ同様、もはや説明不要の超有名キャラ。

本名キャスバル・ズム・ダイクン。別名赤い彗星。

ガンダムを見終わると街中のあらゆる赤いものをシャア専用と呼びたくなる。ベタだけど。


めっちゃかっこいいがふと冷静になるとあまりにも戦場に不向きなその着こなしに失笑してしまう。


天才的なパイロットで敵なしだったが、ニュータイプに覚醒したアムロにぼこぼこにされる。

最終的に肉弾戦に持ち込んで負けた挙句、アムロを仲間に勧誘しようとするし、

終盤に行くにつれて魅力は半減の半減。


【ラ・ラァ】

終盤で突如登場したニュータイプの少女。


インド人ぽい。

メンヘラぽい。


シャアが打倒ガンダムの秘密兵器として戦場投入したが、

結果的にアムロのニュータイプを完全に覚醒させてしまう。

雑魚になりさがり足手まといになってしまったシャアを守るために戦死。

しゃあしゃあと生き延びるシャア。すみません。何でもないです。


【デギン・ソド・ザビ】

ジオン公国公王。ぶよぶよのグラサン。

シャアとセイラさんのおやじを暗殺したとかしないとか。


作中では常に戦争に対して憂いを持っているような表情でいるが、

もはや止められない流れに戸惑っているようでもある。


物語終盤、連邦に対し単独で和平交渉に向かうが、ギレンの陰謀によって

連邦の戦艦もろとも爆殺される。


【ギレン・ザビ】

ジオン軍の大将。公王デギンの長男。IQ240。

手抜きみたいなキャラデザだが、往年のファンにはかなり人気の高い人物。


IQは240である。


作中では二度の演説を聞くことができるが、明らかにヒトラーを模倣した演出である。

最期は政治的に対立していたキシリアに銃殺される。IQ240なのに。


【キシリア・ザビ】

デギンの長女。きつめのおばさん。

かと思ったら、24歳だそう。苦労してるんでしょう。


静かなのに「めっちゃ怒ってるわぁ…」っていうのがわかるタイプの人。

職場にいるよね。そういう人。

最期は戦火脱出中をシャアに不意打ちされて殺される。バズーカで。

このシーンは結構爽快。


【ドズル・ザビ】

デギンの三男。でかい。若いころの大仁田厚に似てる。

妻子持ちで、家族思いの人情家。

でかいわりに存在感はもっとも薄い。

ビグザムで出撃して最期を迎えるが、ビグザムのビジュアルに全部持っていかれてる感。


【ガルマ・ザビ】

デギンの末っ子。くそ雑魚。遺伝子の残りかす。ただしイケメン。

ザビ家のリア充であり、一番頭足りない子。

馬鹿な子ほどかわいいっていうタイプ。


間違いなく一番雑魚だが、なぜか好感が持てる。

たぶん一番人間臭いやつだったからかな。


【ランバ・ラル】

ガルマの仇討ちという名目で地球降下後のホワイトベースを執拗に追い詰める。

最期は作戦失敗の責任を取るため自爆し、戦場での兵士の在り方をホワイトベースの

クルーたちに見せつけ、その後の彼らの行動に大きな影響を与えた。


上司にしたいガンダムキャラ堂々の第一位と思われる。おれ調べ。





3.物語の考察

アムロとシャアの戦い。

魅力的なモビルスーツたち。

登場人物たちの成長。


物語の主軸はすべてホワイトベースにまつわる出来事にあるんだけど、

それらはあくまでもガンダムで描かれる世界の象徴でしかない。

彼ら登場人物を通して、視聴者たちは一年戦争の世界の中へ飛び込んでいく。


おそらくこの作品がいまだに愛され、ファンを増やし続けている理由は

キャラクターとかアクションシーンではなくて、その世界観にある。


善玉である連邦が必ずしも正義の味方としては描かれず、

逆に悪玉のジオン軍に対して感情移入してしまうようなシーンもあったりして。


戦争というものが「正義と悪」という単純な枠組みでは語ることができないものだという事に

あらためて気づく作品だ。


作者が「機動戦士ガンダム」というアニメを通して伝えたかったメッセージは

ロボットってかっこいいでしょ!とか

主人公が敵対組織を痛快にぶっとばしていくよー!んぎもぢぃいいいい!とか

そういうんじゃ絶対ないよね、これ。


僕は戦争のむなしさや悲しさを、魅力的なロボットたちと、引き込まれる世界観を通して

伝えたかったんじゃないかなぁと思いましたね。


あとニュータイプっていう設定。これがすごくテーマとして深い気がしていて。


戦いの中でしか発現しないニュータイプ。


これはたぶんだけど、攻撃するための能力なんじゃなくて、

回避するため、守りのために発現する能力なんじゃなかろうかと。

じゃなければ、みんなにテレパシーを送れる必要はないんですよね。


そして、話さずとも理解しあえれば、


争わずとも理解しあえれば…!


戦争はなくなるんです。


戦争を嫌い、戦うことを本来は嫌う人たちが、

しかし戦わざるを得ない極限の状況の中でニュータイプを発現させていく。

しかも純粋であればあるほど、強く覚醒する。


アムロとシャアの最終戦。


ラ・ラァを巻き込んだことに怒るアムロと

しかし戦争がなければラ・ラァのニュータイプは発現しなかったと主張するシャア。


戦争に巻き込まれ、殺し合いを強いられた若者たちが、

「争う」

という抗いがたい本能からの脱却を心から願い、それを果たした進化の形。


それがニュータイプなんだろうなぁと思いました。


だけどもそれをはき違えた戦争狂は、ニュータイプを戦いの道具にしようとする。

そしてニュータイプは、そんな争いの中で大切な人を守るために戦う。


無情ですねぇ。


そんな無情を描いたんでしょう。作者の富野さんは。

ガンダムというツールを使って。



4.まとめ

昔なんとなく見たことがあって、

キャラクターとか大まかなストーリーは知っていた。

けど一話も逃さず全部見たことはない。


そういう人おおいんじゃないかと思うんですが、どうですか?


絵面自体が時代を感じさせるところもあって苦手意識を持つ人もいるかもしれないけど、

やっぱり名作の初代ってだけあって見ごたえはすごかったです。


大人になってから見ると、ほんと響くというか、

伝えたかったであろうことが、しっかり伝わってきます。


子供のころ見たアニメが、大人になって見返すと印象が変わるという事がよくありますが、

ガンダムもそうですね。

そういう世界観的な魅力に関しては考察でも書いてるので割愛しますが、

キャラクター、機体デザイン、流れるようなストーリー。


これは見るべきアニメ作品といえるでしょう。


なんかガンダムがやわらかそうだったり、シャアの間抜けさに笑えたり。

古さゆえの作画崩壊やつめの甘さもありますが、

そこをいとおしく感じることができれば、魅力だらけの作品です。


ぜひまとめて見てみてください!

独断と偏見とネタバレのまとめて見てみた。

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